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2016年12月

2016年12月18日 (日)

可変式NDフィルター(New-View Pro Fader ND)

Sdim1288
 
可変式NDフィルター New-View Pro Fader ND 46mm ND2-400 を購入し、リングの目盛表示と減光量について検討した。このフィルターは、デジタルカメラの他にフィルムカメラの露出調節用に購入したため、減光量の目安を付けておく必要があった。
 
20161218_010036_1280x960
New-View Pro Fader ND 46mm ND2-400
 
この可変式NDフィルターは、偏光フィルターと円偏光フィルターを重ねて透過光量を調節する仕組みであり、表示されている11の目盛のうち、最もMin.側の目盛を1として、最もMax.側の目盛を11とすると、指標が目盛11に合った時に2つの偏光フィルターの格子が直交し、最大減光となると思われる。そうであれば、目盛11と90°の位置にあるのが目盛4であり、指標がその位置に来た時に、2つの偏光フィルターの格子が平行となり、最小減光となるはずである。Min.側の目盛1から3までは、目盛4よりも減光量が大きくなるはずであり、Min.の表記と矛盾することになるが、実際、目盛2と目盛6は同等の減光量であった。
検討はSIGMA DP2を使い、可変式NDフィルターを装着しない状態から、フィルターを装着し、目盛4の位置からMax.側に向かってリングを回転させ、1EVステップ毎に目盛表示を確認して行った。検討結果を表にまとめ、さらにそれぞれの設定で撮影した画像を載せている。目盛10.7から11までの間は、少しリングに触れた程度で減光量が変化するほど各ステップが近接しており、目盛表示はおおよそである。
 
Nd2_400_nd_no
 
Sdim1264_1280x853_2
装着なし 0EV 1/1250秒(ISO400 F5.6 以下同)
 
Sdim1265_1280x853_2
目盛4 ND2 -1EV 1/640秒
 
Sdim1266_1280x853_3
目盛6.5 ND4 -2EV 1/320秒
 
Sdim1267_1280x853
目盛8 ND8 -3EV 1/160秒
 
Sdim1269_1280x853
目盛9 ND16 -4EV 1/80秒
 
Sdim1270_1280x853
目盛9.5 ND32 -5EV 1/40秒
 
Sdim1271_1280x853
目盛10 ND64 -6EV 1/20秒
 
Sdim1272_1280x853
目盛10.2 ND128 -7EV 1/10秒
 
Sdim1273_1280x853
目盛10.5 ND256 -8EV 1/5秒
 
Sdim1274_1280x853
目盛10.7 ND400 -8.7EV 0.3秒
 
Sdim1275_1280x853
目盛10.8 ND800 -9.7EV 0.6秒
 
Sdim1276_1280x853
目盛10.8+ 1.3秒
 
Sdim1277_1280x853
目盛10.9 2.5秒
 
Sdim1278_1280x853
目盛10.9+ 5秒
 
Sdim1279_1280x853
目盛11 8秒
 
目盛10.7(ND400)から中心部にX形に減光が強くなり、目盛10.8+からピンク色に変化し、目盛11で最大となる。可変式NDフィルター装着によってわずかにアンバーの色調変化と解像度低下があるが、ND2からND400までほぼ実用的に使えると思われる。

富士フィルム 写ルンです シンプルエース

Fh000012
 
写ルンですが30周年を迎え、アニバーサリーモデルも発売されている。今までに使ったことはあったが、旅行先でカメラが故障したときの応急手段としてであり、手持ちのカメラがあるのにあえて使うカメラではなかった。raynox RC-102(Konica PHOTO PiEのOEM)やFUJI 望遠Beneといった、往年のレンズ付きフィルムの技術を応用したカメラを調べていくうちに、現在のレンズ付きフィルムの描写と比較をしてみたくなり、富士フィルム 写ルンです シンプルエースを購入して撮影を行った。フジカラーCDでデジタル化している。
 
20161023_140924_1280x960
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富士フィルム 写ルンです シンプルエース
 
[仕様]
ISO400 135フィルム
f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚
1/140秒
撮影距離範囲 1m~無限遠
 
20161229_020436_1280x960
分解したもの。シャッター、フィルムカウンター、レンズ、ファインダーは、ユニット化されており、少ない部品点数で複雑な動作を実現している。
 
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定点撮影
 
FUJI 望遠Bene(TELE Bene)(その2)の定点撮影の4枚は、この写ルンです シンプルエースに入っていたフィルムを取り出して装填し撮影したものである。天候や時刻は異なるが、近い焦点距離、絞り値である焦点距離35mm F9.5と比較すると無限遠でのピントは、写ルンです シンプルエースの方が合っており、一段絞ったF13.5と遜色ない。
 
Fh000009
 
Fh000010
 
Fh000011
 
Fh000013
 
Fh000021
 
Fh000023
 
比較的十分な光量のある良好な撮影条件であったが、バランスのとれたフィルムらしい味わいのある画像になっていると感じる。逆光でのフレア、ゴーストもあまり出ていない。単玉レンズの性能向上と、ラチチュードの広い高感度フィルムとの組み合わせによる、焦点距離、被写体距離、絞り、シャッタースピードの絶妙な設定から生み出されていると思われる。

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