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2016年8月 9日 (火)

raynox RC-102 疑似写ルンです化

Fh000012
 
今年は、富士フィルムの写ルンですが誕生してから30周年に当たり、アニバーサリーキットも発売されている。NATURAL PHOTO SYSTEMについて調べているうちに、フジカラー NATURA 1600フジカラー SUPERIA Venus 800などの超高感度フィルムが、元々、ラチチュードの広い、固定露出の写ルンです専用に開発されたフィルムであることが分かった。
そうであれば、これらのフィルムは、トイカメラを始めとした、固定露出、固定焦点の簡易カメラにも、向いていると考えられる。手元に、何かの写真用品を購入した際におまけとして付いてきた、raynox RC-102というカメラがあり、スペックが写ルンですに近いため、フジカラー NATURA 1600を入れて検証してみた。
なおraynox RC-102は、Konica PHOTO PiEのOEMと思われる。 FUJI BeneとKonica PHOTO PiEは、ともにレンズ付フィルムの技術を活かして1989年に発売された廉価版カメラである。廉価版といっても、Konica PHOTO PiEは、XT-Designによる作品であり、FUJI Beneの翌年に発売されたFUJI TELE Beneは、GOOD DESIGN AWARDを受賞しており、インダストリアルデザインに力をいれていたことが分かる。
 
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raynox RC-102
 
[主な仕様]
 
写ルンです シンプルエース
フィルム ISO400
レンズ f=32mm F=10 プラスチックレンズ1枚
シャッタースピード 1/140秒
撮影距離範囲 1m~無限遠
適正露出 EV12
 
写ルンです1600 Hi・Speed
フィルム ISO1600
レンズ f=32mm F14 プラスチックレンズ1枚
シャッタースピード 1/200秒
撮影距離範囲 0.8m~無限遠
適正露出 EV11
 
raynox RC-102
フィルム ISO200か400の使用推奨(今回はISO1600)
レンズ f=33mm F=8 2群2枚プラスチック非球面レンズ使用
シャッタースピード 1/125秒
撮影距離範囲 1(あるいは1.2)m~無限遠
適正露出 EV11(ISO400時)、EV9(ISO1600時)
 
raynox RC-102は、写ルンですとほぼ同じ焦点距離であり、レンズ枚数は1枚多い。撮り比べた訳ではないが、作例を比較すると、写ルンですよりもシャープさに欠け、周辺の収差も強いようである。もっとも写ルンですは、フィルム面を湾曲させることで像面湾曲を軽減しており、raynox RC-102の裏蓋のフィルム圧板も若干湾曲しているため、レンズ単体での比較は難しい。F値はやや明るく、撮影距離範囲は同等である。適正露出の差も0〜2段と思われる。写ルンですにない特徴として、多重露光が可能な点があげられる。以下は作例である。フジカラーCDにてデジタル変換している。
 
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定点撮影。焦点距離33mmの画角どおりであるが、ファインダーの視野はおおよそ38mm相当で、視野範囲を越えて写っている
 
Fh000022
多重露光。逆光でリング状のゴーストが出ている
 
Fh000019
半逆光の日光に対し、盛大なフレアとゴーストが発生している
 
Fh000005
昼間の明るい室内。室内の暗い部分も潰れていない
 
Fh000002
晴れの屋外での多重露光
 
フジカラー NATURA 1600の超高感度とラチチュードの広さにより、EV9を中心として、EV6からEV15までの範囲は撮影可能なようである。

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