無料ブログはココログ

« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »

2015年7月

2015年7月15日 (水)

SIGMA DP1s テレコンバージョン(その5)

Sdim7651

DP1sに液晶モニター用フードを取り付けると、通常のストラップではフードが身体に触れるため、持ち運びや取り回しには適さない。ボデー底面の三脚穴に取り付けるETSUMI スナップバンドE-417を使用していたが、三脚への着脱が手間取るため、別の用途で購入していたNikon ブラケットSK-7を使用し、スナップバンドを取り付けたSK-7の止めネジに、ETSUMI 止めネジアダプターS E-523(リンク先は後継品)を取り付けて固定した。SK-7のブラケット本体や止めネジに左手の指が掛けやすく、ブラケット端に頬をしっかり当てることが出来るので、安定した三点支持が出来るようになった。

20150713_201046_1280x960

SK-7 + E-417 + E-523 (見えやすいよう、カメラを上下逆にしている)

DP1sにテレコンバージョンレンズACTAR AUX. TELEPHOTO LENS FOR AUTO-7(以下、TELE/AUTO-7)を装着した際の像面湾曲は、保護リングによってTELE/AUTO-7の後玉レンズとDP1sの前玉レンズの距離を延長することで、かなり軽減したが、糸巻型の歪曲収差は殆ど変化なかった。写真編集ソフトで歪曲収差の補正を試みる傍ら、コンバージョンレンズの探索も続けた。

SIGMA dp0 Quattroが2015年7月10日に発売になることが告示された。dpのバリエーションやアクセサリーをヒントに、DP1sの機能拡充を図ってきたので、35mm版換算で21mm相当の画角を生むコンバージョンレンズのことが頭に浮かんだ。0.75倍の、Nikon NH-WM75Ricoh GW-3が、DP1 merrillでの装着レポートも出ており、適合する可能性が高いと思われたが、DP1sを使っていて、さらに広角側の必要性をあまり感じないため、1万円以上の出費をかけることにためらいもあった。

FUJICA AUTO-7用のテレコンバージョンレンズで得たノウハウを生かせるかもしれないと考え、FUJICA AUTO-7用のワイドコンバージョンレンズAUX. WIDEANGLE LENS FOR AUTO-7(以下、WIDE/AUTO-7)をヤフオク!で落札した。メーカーは不明であるが、TELE/AUTO-7と外観の意匠は酷似しており、写りも近いものがあるので、同じメーカーではないかと思われる。DP1sにHA-11を介して接続すると、TELE/AUTO-7と同様な像面湾曲がみられ、樽型の歪曲収差もみられる。HA-11とWIDE/AUTO-7の間に、八仙堂 保護リング Φ46mmを入れて接続すると、TELE/AUTO-7と同様に、像面歪曲がかなり軽減するが、歪曲収差は殆ど変化しない。倍率は0.88倍で、画角は35mm版換算で24mm相当になる。

Sdim7607_1280x853

DP1s

Sdim7608_1280x853

DP1s WIDE/AUTO-7

Sdim7609_1280x853

DP1s WIDE/AUTO-7 +PR

FUJICA AUTO-7は38mm F2.8のレンズを搭載しているが、後継機種であるFUJI AUTO-8QDは35mm F3.5のレンズとなっている。FUJI AUTO-8QD用にもコンバージョンレンズが発売されており、AUTO-7用より広角向けに設計されていると期待して、Y.I.C. AUX. TELEPHOTO FOR AUTO-8QD(以下、TELE/AUTO-8)をヤフオク!で落札した。Y.I.C.は、吉田産業株式会社の英語頭文字であり、当時すでにRAYNOXブランドでビデオカメラ用のコンバージョンレンズを発売していたと思われるが、製品の箱や取扱説明書にはどこにもRAYNOXの文字はない。

20150712_211549_1280x960

20150712_211022_1280x960

左より、WIDE/AUTO-7、TELE/AUTO-7、TELE/AUTO-8

TELE/AUTO-8の取扱説明書には、1.45倍であり、50.75mmの焦点距離になると書かれているが、DP1sにHA-11を介して接続すると、下記の作例でも分かるように、1.3倍と推定したTELE/AUTO-7と画角は殆ど同じである。四隅のケラレは、後ろ玉レンズのスリガラス加工部分によるものである。像面湾曲は、TELE/AUTO-8とHA-11の間に保護リングを挿入すると、逆に悪化する。TELE/AUTO-7で保護リングを使用し像面湾曲を軽減した状態と比べても、TELE/AUTO-8の直接接続の方が像面湾曲は少なく、糸巻型の歪曲収差もわずかながら少ない。

Sdim7678_1280x853

DP1s

Sdim7676_1280x853

TELE/AUTO-7 +PR

Sdim7674_1280x853

TELE/AUTO-8

各コンバージョンレンズの歪曲収差は、写真編集ソフトで、画角は若干狭くなるが補正が可能である。GIMP(2.8.14)では、メニューのフィルター>変形>レンズ補正で、パラメーター(中央部、周辺部)を入力して実行する。下記はブロックの壁面を撮影した画像と、GIMPによって、WIDE/AUTO-7(-8、0)、TELE/AUTO-7(0、18)、TELE/AUTO-8(0、14)で補正した画像の比較である。

Sdim7680_1280x853_2

DP1s

Sdim7682_1280x853

WIDE/AUTO-7 +PR

Sdim7682_c8_1280x853_2

WIDE/AUTO-7 +PR 補正

Sdim7681_1280x853

TELE/AUTO-7 +PR

Sdim7681_p18_1280x853

TELE/AUTO-7 +PR 補正

Sdim7679_1280x853

TELE/AUTO-8

Sdim7679_p14_1280x853

TELE/AUTO-8 補正

歪曲収差はきれいに補正されるものの、一枚ずつ処理を行うと手間も時間もかかる。GIMPのBatch modeやScript-Fuを使用すれば複数の画像を一括処理できるはずだが、修得にはまだまだ時間がかかりそうである。

« 2015年6月 | トップページ | 2015年8月 »